2015年3月30日月曜日

術後三十九日目:会社復帰

会社に復帰して十日ほど経ちました。
7営業日、出勤しました。

長時間座っていることにもだんだん慣れてきました。
傷口も鍛えれば強くなるのかもしれません。
超回復ですね。

優しい先輩方による復帰祝いであったり
お客さんとの打ち上げであったり
友人からの久しぶりの連絡であったり
プロジェクトの反省会であったり
けっこうなペースで飲み歩いてたんですが、傷が悪化するという感じはありません。

仕事で座ってるだけでも大変なのに、その後さらに飲み屋で座るというのは自虐行為かと思いきや、飲むと麻酔が効くのか、けっこういけるもんです。
酒のせいで傷がどうのということは、ほとんどありません。

複雑痔瘻に苦しむ皆さん、根治術のあとの酒、大丈夫です。
ただ、腹が壊れるような飲み方はやめたほうがいいとは思います。
お尻からゴムも生えていることですし。

個人的には、糖質制限を続けているせいか、酒量はまったく落としていないのに、いたって快便です。
いままで、ビールを飲みすぎて腹が壊れるんだと思ってましたが、あれはひょっとしたらシメのラーメンが悪かったのかもしれませんね。替え玉とか。

糖質制限と言えば、体重は順調に落ちていて、現在89キロくらいです。
2ヶ月弱で6キロ落ちました。
そのうち体重変動のグラフを載せたいと思ってるんですが、フリーの表計算ソフトの使い方がよくわからず、グラフを画像ファイルにできないので、スクリーンショットを切り取って載せようかどうか悩んでいる今日この頃です。

2015年3月14日土曜日

術後二十三日目:盛り上がってきました

盛り上がってきました。肉が。肉芽。

手術直後は断崖絶壁のように切り立っていた傷口ですが、なだらかになってきました。
スキー場でいうと中級斜面くらいです。
ちょっとした丘陵と言ってもいいかもしれません。

当初、脂肪のせいか白っぽかった創面も、肉芽が順調に成長し、鮮やかな赤になっています。
痛みも随分とやわらぎ、痛み止めを飲んでいれば、座ること以外のことは大体できます。

この調子でいけば来週には会社に行けるんじゃないかと、「木曜日に出社する」と職場に宣言しました。


ところで、先日、傷を治すのに良い食べ物を調べたんです。
タンパク質や亜鉛、ビタミンB群とかCがいいということでした。
それは肉や豆腐やナッツや野菜などで補給してました。
それに加えて、クエン酸が良いということでした。

盲点でした。

糖質制限してたので、果物類は食べてなかったんです。
米を食わないので、梅干しも食べてませんでした。
クエン酸、全然摂ってません。

そこで、ハッサクを食べてみたんです。
そしたら、ものすごくうまい。
糖質制限しているせいか、クエン酸を体が欲しているのか。
これまでハッサクなんて見向きもしなかったのに。
甘い伊予柑を食べてもそれほどでもないので、たぶん体が酸っぱいものを求めてるんだと思います。
で、気のせいか、ハッサク食べ始めてから傷の治りが加速した気がします。
たまたま傷の治りが実感できる時期にハッサクを食べただけかもしれませんが、そうでないような気がしてなりません。

創傷と戦う全ての方に、肉とナッツとハッサクをお勧めします。





2015年3月9日月曜日

術後十八日目:診察(退院後二度目)

一週間ぶり二度目の診察です。

「まあ、一番深い痔瘻の傷なので、しばらくは痛いでしょうし、座るのもキツイでしょうね。」
という、前回とほぼ同じコメントをいただく。
「お、傷口綺麗ですね。順調ですよ。傷口もデコボコしてきましたし。」
とのこと。

術後すぐの傷口(創面)は、プリンをスプーンですくったような、スパっとした状態だった。
それが最近、肉芽が出てきてボコボコしてきている。
肉芽(にくが、にくげ)とは、傷が治る過程で創面にできる赤い肉のような組織だ。
これが綺麗に出て来ればしめたもので、治りが順調だと判断できる、というようなことが「新しい創傷治療(湿潤療法)」のページに書いてあった。確か。

私はこれまで、アズノール軟膏をかなりたっぷりとガーゼに塗ってきた。
創面を湿潤に保ち、肉芽を綺麗に発生させるためだ。

病院で軟膏をガーゼに塗るのは看護師だ。
看護師によって、塗る量が全然違う。
入院中も、違った。
15センチ四方のガーゼを使っているのだが、看護師によっては「たっぷり塗ってくださいね」とガーゼ全体に1ミリ近くジャムパンのように塗る人もいるし、「こんなに塗る必要ないですよ」といって、中心部にちょこっと塗るだけの人もいる。
私はたっぷり塗る人を信頼するようにしている。
(今日の看護師は「ちょこっと派」だった。)


「お、傷口綺麗ですね」という傷口の状態は、たまたまそうなったのではなく、狙って作ったのだと、ここで声高に主張しておきたい。
アズノールをこれでもかと、たっぷり塗ってきた結果なんだぞと。
ま、少なく塗ったケースと比較できているわけではないので、あれなんだけれども。


診療は、傷口チェックの後、痛み止めとアズノール軟膏を両方とも多めに出してもらって終了。



で、先週に引きつづき、クリニックから歩いていける「いきなり!ステーキ」へ。
ひょこひょこと不自然な足取りで、ゆっくり歩いて到着。
立ち食いステーキの店。
座ることなくタンパク質を補給できるという、痔瘻患者のためにあるような店。




2015年3月8日日曜日

術後十六日目:リハビリ

医者からは「術後1ヶ月はデスクワークは無理」と言われています。
1ヶ月って4週間から5週間ですよね。
ということは、いま術後2週間ちょいなので、あと2〜3週間は仕事復帰できないということになります。

本当にそんなに時間がかかるのかは疑問なのですが、会社側には長めのスケジュールを伝えてあります。
長めに言っといて実際には短い方が、逆よりはいいだろうと。

で、復活の時期を占うべく、リハビリに行ってきました。
以前からなんとなく予定していた、自動車ディーラーとの打ち合わせです。
1時間ちょい座りっぱなしでした。
1時間くらいなんとかなるだろうと思ってました。

無理ですね。
痛すぎます。
痛み止めの薬を普段より多めに飲んで臨んだのですが、無理でしたね。

そろそろ半日出社くらいできるんじゃないかと思ってましたが、甘かったです。
1時間で限界です。
不自然なほどナナメに座ってても、です。

店舗を出てすぐ、追加で痛み止めを投入しました。
その甲斐もあってか、帰ってからは全然痛くないわけですけれども。
こういう事を毎日続けるのは体によくない気がします。
ですので、もうしばらく出社は控えようと思います。

あ、座らないで仕事すればいいのか。
それならいける気もします。

2015年3月3日火曜日

術後十二日目、戦術的投薬

昨日から今日にかけて断続的に計16時間、寝てます。
24時間中16時間。
1日の2/3、寝てることになります。
その状況で、いまからさらに寝ます。
寝れば寝るほど傷が治るんじゃないかと思い、寝てます。
痛み止めが効いているので、よく眠れます。
よくもこれだけ眠くなるなと不思議に思うのですが、体に傷があると眠れるものなのかもしれません。

痛み止めが効いている時間を長くするために、ロキソニンを早朝、昼過ぎ、そして夜寝る前に飲みます。
毎食後に飲むよりも、空白地帯が少ないです。
その上に、必要に応じてボルタレンをまぶしていきます。

痛みの強い早朝にロキソニンとボルタレンをダブルで飲んで痛みを一掃します。
戦力の逐次投入をせず、一気に叩くことが重要です。
いったん痛みが落ち着けば、様子を見ながら追加で大丈夫です。

早朝薬が切れて痛くなるのは、しょうがないようです。


2015年3月2日月曜日

術後十一日目:痛み止め

えー、痛いのは酒のせいじゃないかとか、ワサビのせいじゃないかとか、いろいろ書きました。
混乱させてすみません。
全く関係ありませんでした。
完全に、痛み止めの薬のせいでした。

痛み止め、すげー。

今日、退院後初めての診察に行きました。
ナロンエースが切れたのか、10段階で8か9くらいの痛み。
タクシーの振動もきついです。

クリニックの待合室でも、まともに座れませんでした。
で、診察です。
「その後、どうですかー」
「痛いっす、とにかく痛いっす。退院後、痛み止めが頓服でしか出てないんです。」
「じゃ、痛み止めたくさん出しときましょうねー。傷はきれいですよ。痛いことに対しては、頑張れとしか言いようがないです。」
「頑張ります。」
「痔瘻の手術でも一番深い傷ですからねー。痛いのはしょうがないので、応援をしますね。痛み止めで。」
「お願いします。」
という診察。
で、1日三回分のロキソニンと、頓服のボルタレン。
調剤薬局で処方された瞬間に飲みました。
ロキソニンとボルタレン。
効け、痛み止め。

しばらくしたら・・
ものすっごい楽です。
酒とか唐辛子とかワサビとか関係ないです。
ものすっごい楽です。
完全に薬でした。
痛み止めってすごいですね。




術後十日目、い、痛みが

昨夜の状況。
寝付けないほど痛い。
10段階で8。
排便時に痛すぎて笑ってしまった。
この痛みの上にその痛みも乗るんですか、と。

ビール飲んでないし、辛口ジャーキーも食べてない。
でも、スパークリングワインと焼酎は飲んだ。
刺身にワサビもたタップリつけた。
あれがいけなかったのかもしれない。

下の娘の初節句で 親戚が来てくれたもんで、つい飲んでしまった。
まだ酒が犯人と決まったわけではないが、重要参考人であることに間違いはない。
退院時に「飲みすぎなければOK」と言われている。
「ああ、下痢しなければいいんだな」と勝手に解釈したのだが、違うのかもしれない。

痛くて寝付けなかったので、シャワーを浴びてバファリンを飲んだ。
さらに病院で処方された睡眠導入剤(マイスリー)を飲んだら眠れた。
朝になってよく見てみると、バファリンの箱に入っていたのはナロンエースだった。
まあ似たようなもんだろう。

今朝は比較的、楽だ。
10段階で3。